【新唐人2011年10月22日付ニュース】カダフィ大佐の死は、中国人にも大きな衝撃を与えました。ネットでは、独裁者の結末の象徴だとの意見も目立ちます。
出身地の下水管に身を隠していたカダフィ大佐。反カダフィ派の攻撃に遭い死亡しました。この知らせに、リビア国民は喜びに沸きます。
中国のネットでも熱い議論が沸きました。「独裁者は消滅の運命にある」「フセインが死に、カダフィもそれに続いた。北朝鮮の金正日(きむ じょんいる)はいつだ?」とカダフィ大佐の死を歓迎する声の一方、「カダフィは、NATOに服従しなかった英雄だ、カダフィの死はつらい」との嘆きもありました。
コラムニスト 劉逸明さん:「カダフィの死への中国人の反応は主に2種類です。喜びと悲しみです。中国人は愚民教育を受けたため、カダフィに憧れを持つ人もいます。しかしエリート層の評論を読むとみな歓迎しています。これが当然の結末だと」
中国の報道官は21日、「リビアの歴史はすでに新たな1ページが開かれた」と発言。これに対し、「中国も新たな1ページが開かれないよう、気をつけるべきだ」との皮肉がネットで漏れました。
北京市民 劉さん:「イラクのフセイン、リビアのカダフィどちらも民主を拒み、独裁に固執しました。最後の結末は同じです。つまり今の社会で独裁をする者にろくな結末はありません。今日の中国にもこの面の問題があり、中国にとって一種の警鐘です」
北京理工大学の胡星斗(こ せいどう)教授は海外メディアに対し、カダフィは毛沢東の崇拝者で追随者だったと指摘。文化大革命のやり方で、リビアでいわゆる社会主義を行ったといいます。有名な民主活動家の魏京生(ぎ きょうせい)氏は、抑圧された人々が一旦反旗を翻したら、後戻りはできないと強調しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/10/21/atext606376.html.-
中国网民称卡扎菲毙像征独裁下场.html (中国語)